サラリーマンの給料日前夜
サラリーマンとは悲しい生き物である。
給料日が来るたびに飛び上がるほど喜び、
ATMからおろしたての金を握りしめて、
夜の街へ繰り出すのだ。
そう、明日は給料日である。
今月は支給日が休日であるため、1日早い。
お得である。
そして、今日は給料日前夜。
サラリーマンにとって給料日前夜は、
ひもじいものであるとお思いの方も居ると思う。
実はそんなことはない。
サラリーマンにとって給料日前夜は
終わりかけの線香花火に似ている。
小さくなった火を最期の一瞬だけ大きく光らせるのである。
数少ない金で、最高の贅沢をするのである。
今日、私は、先日紹介したほっともっとグリルでのり弁を食べようと考えていた。
しかし、給料日前夜であることに気づいた私は
思い切って少しお高めなグリルメニューを選択したのである。
普段は決して頼まないであろうメニューである。
これがなんと幸福なことか。
金欠サラリーマンにしかわかるまい。
そして今、グリルチキン弁当を食べているが、
パサパサであんまり美味しくない。
※個人の感想です。